 |
 |
 |
|
既知との遭遇一般向 |
 |
|
800円
|
 |
装丁:カラー / B6 / オンデマンド (164 P)
重量:180g(風袋15g) |
 |
| 発行日:2008年08月17日 |
 |
著者:踝 祐吾 表紙・本文イラスト:踝 祐吾
僕の名はクドリャフカ……人類で初めての宇宙旅行者。 奇しくも初めて宇宙に飛び出したライカ犬と同じ名前……いや、偶然なんかじゃない。この実験の被験者のコードネーム。ロシア語で「巻き毛」という意味だあるそうで、ただ一人乗り込んだ僕は開発者からずっとそう呼ばれ続けてきた。どうも僕の癖っ毛に原因があるのかも知れないが、おそらくその呼称はもう一つの由来によるものだったのだろう。もともと僕には名前などない。だから、名付けられるなんてかえって迷惑きわまりないことであったのだが。 ライカ犬の方のクドリャフカは打上げ後一週間ほどで死んだそうだ。そして流れ星となり、二度と陸の上を駆け回ることはなかったと聞く。多分、僕も陸上《おか》には帰れないのだろう。 そう思って異界の地面を見ると、見慣れたような紅葉が広がっている。初めてのはずなのに何故か懐かしい感じがした。 なるほど、こんなところも悪くない。僕ははじめてそう思った。
(表題作より)
──真実を統べるは神。 それ以外、何もいらない。
★宇宙を漂い、とある星に降り立った地球人・クドリャフカ。そこで突然のように殺人事件に遭遇してしまう。しかしそこは神の支配する『論理の存在しない世界』であった……アンチSFミステリの表題作他、パルプフィクション風小説「廃棄された者の幸せ」、白猫と昼行灯刑事が事件に挑む「公園通りの懐かない猫」など、短編小説多数収録。
【収録作品】 ・既知との遭遇 ・愛は運命《さだめ》、運命《さだめ》は死 ・今夜、流星群は罪な奴 ・二十円玉五十枚の謎。あ、違った。 ・廃棄された者の幸せ ・20には帰れない ・わすれな草ロッククライマ ・寓話探偵と十色の住人 ・公園通りの懐かない猫 ・さよなら、異邦人 他、超短編数点 |
 |
|
|
 |
|